親愛幼稚園ってどんなとこ?

幼稚園入園と同時にお父さん・お母さんも父母母の会活動を通しての園生活が始まります。共働きのご家庭や赤ちゃん連れの方、働くお母さんに代ってお父さんやおじいちゃん、おばあちゃんの参加等・・父母の会では、それぞれの家庭の事情を考慮した上で、園児と一緒に楽しめる活動を行っています。園の行事を通しての体験談、親愛幼稚園に子どもを通わせてみての感想などご紹介します
 親愛幼稚園で育った息子
  長男 二〇〇八年入園
     露口 素子

入園当時決して一般的ではなかった息子は、期待と緊張の中の入園式でも大胆に動き回り、彼の存在を皆様に印象つけてしまいました。悪く言えば落ち着きのない子。良く言えばとても個性的。
 みんなの輪を乱すことなく幼稚園生活を楽しめるのであろうか…と不安を抱えたままの通園が始まりました。
 仕事を持つ私は息子を朝から夕方までの長い時間幼稚園に預け、息子は延長保育(にじっこクラブ)で仲間と遊びます。年長から年少まで集まっている為、当初は『子どものルール』がわからず、新入生の息子はお兄ちゃんお姉ちゃん達とのトラブルで涙する場面もありましたが、その度に先生方の愛情たっぷりの熱意ある指導のお陰で夏休みを過ぎる頃には『大好きな仲間』に囲まれてとても楽しく延長保育を楽しめるようになっていました。兄弟のいない一人っ子の息子にとって幼稚園の友人は家族と同じくらい長い時間を過ごす仲間。親愛幼稚園の園児達は皆明るく元気。心が豊かな子どもたちばかりです。

 青組になった今まで、一度も休むことなく毎日をイキイキと子どもらしい笑顔満載で仲間と過ごせていて、今では『自分で考え、自分で行動する』という自立した心を持つ子どもに成長しています。
 園児たち一人一人の思いや意見を潰す事なく、「個性」を認めて頂き指導してくださる先生方に感謝。『自分の意見を口に出して伝える』事や『仲間を思いやる気持ちを育む』という社会生活の基本がしっかりと身に付く指導をして下さる幼稚園だと思います。
 またお母様方も理解のある方々ばかりで「はみ出したパワー」の持ち主の息子にも寛大な心で接して頂きわが子のように優しく見守ってくださっています。
 家での会話の中でも「今日ねー○○君のお母さんがねー給食当番やったんよ。」といった具合に父兄と園児たちが一体となっていて子どもたちも安心して幼稚園で過ごせています。
 みんなに愛されて育った息子は感謝の気持ちや、愛情を表現できる子どもらしい健全な心の持ち主に育っています。

親愛幼稚園は教会附属の幼稚園でキリスト教保育が行われています。キリスト教保育とは一人一人与えられた生命があり、一人一人大切な存在であることを深く受け止め大切にする保育のことです。宗教のある幼稚園に通わせることに抵抗があったり、信者じゃなければ通えないの?という不安を抱えている方もいらっしゃると思いますが、そのような不安を持ちながらも親愛幼稚園を選ばれた方のご意見をご紹介いたします。
 幼稚園選び
  長男 二〇〇八年入園
次男 二〇一〇年入園
    水野 由香里
 卒園しても帰る場所のある幼稚園はいい。教会附属の幼稚園なので日曜日はもちろん夏休みも毎週教会学校に通える。
 教会学校も季節に応じて遠足やいもたき等野外でも色々なイベントをして下さる。
 我が家は男の子二人なのでいつか母親と口も聞かない時もあるかもしれない。遠ざかっていても思い出して教会に行き教会学校の先生や校長先生には何か悩みを話すかもしれない。神様にお祈りするかもしれない。
 恥ずかしながら無宗教の私達は小さい頃に宗教を押し付けるのはどうかと宗教とは無縁の幼稚園しか頭に無かった。しかしサークルに参加した園は一学年百名以上、キャラクターのエプロンを身に付けた先生にキャラクターの替え歌。まるで小学校のような教室、いくつもあるグランドとイメージからかなりかけ離れていた。色々見学に行ってみたがどこもそれと同じようであった。
 木の玩具や折り紙、キッチンセットや積み木等のある教室。こぢんまりとした大きな木がある園庭。優しい先生やお兄ちゃんお姉ちゃん達がいる少人数の制服の無い自由な幼稚園。まさしく此処はイメージ通りであった。
 信者の方しか入園できないのではとふと思ったが問題はなかったし、色々な方が通われていた。此処に通えるのならと私達の心配は吹き飛んだ。
 神様にお祈りをしているので親愛の子達は皆とても優しい。園長先生の「自由保育といっても人のお話をきちんと聞ける子どもにしたい」という言葉にぐっときた。全園児皆で集まる礼拝を覗いてみると、園長先生の少し長めのお話でも年少から年長までじっと耳を傾けている。これからますます生きにくくなるであろう将来。勉強よりも困難に立ち向かい自分の力で解決していける子どもにしたい。彼等は自由保育の中で自分の考えをきちんと伝え、相手の気持ちも分かるだろう。まだ小さな社会だがトラブルも自分達で(無理な時は先生の力を借りて)解決していくのだろう。 神様に守られている、神様に愛されているという安心感が親愛の子ども達を落ち着かせ生き生きとさせている。

親愛幼稚園で子どもに人気のお母さんの手作り給食。子どもたちは週に一回のお母さん(お父さん)の手作り給食を楽しみにしています。入園前には手作り給食なんて面倒臭いわ…他のお母さんと一緒に作るなんてちょっと緊張するわ…下の子がいるので預けないといけないのかしら…等々中には不安なお母さんもいらっしゃいますが、一度体験してみると手作り給食ってとっても楽しい!といって下さるお母さんの声が多数寄せられています。みんなで温かい給食を頂くことの喜びや、なにより自分のお母さんが給食を作りに来てくれた!ということで子どもがとても喜んでくれます。お母さんと並んで給食を食べる子どものうれしそうな顔を見るのが楽しみで給食当番を引き受けて下さる方も多いのでは…
下のお子さんがいらっしゃる方は園内にて専任のシッターさんがみてくれます。お仕事を持たれている方は無理に給食当番をお願いすることはありません。それぞれのご都合にあわせて年に一回〜三回の参加です。

 給食当番
  長男 二〇一〇年入園
     遠藤 美紀

 親愛幼稚園に入園して一か月半の五月二十七日、初めての手作り給食当番に緊張しながら参加しました。この日のメニューはスパゲッティーミートソースとブロッコリー、ロールパンで大きなお鍋で子どもの数+αを四人の当番で作っていきます。既存のレシピを見ながら味見をしながらで、途中コーヒー休憩をはさんで順調に出来上がり、そして楽しみな給食タイム。わが子のクラスに出来上がった昼食を運んで先生と一緒に配膳、みんなでお祈りをして「いただきます!」
 「おいしい!」「おかわり!」とうれしい感想を聞きながら、お話をしながらおいしく頂きました。もちろん片付けも当番のお仕事ですが、手分けしてスムーズに終了し、降園時間には余裕をもって終わりました。

 初めてのことばかりでしたが、参加することで幼稚園の雰囲気を感じられたし、幼稚園の一員であるという自覚も生まれて貴重な時間を過ごすことができました。

 一年間幹事を経験して
  長男 二〇〇九年入園
     三木 美佳

 入園式を迎えて数日後、幹事になることが決まりました。幼稚園のことが右も左もわからないままのスタートで不安だらけでしたが、子どもの姿を再々見られるよい機会なので、できる範囲でがんばろうと思いました。私が担当したのは給食で、レシピの用意と分量計算、お当番の方の変更確認などが主な仕事でした。初めてのことでしたが、事務の方がいろいろ手助けしてくださったので、スムーズに進めることができました。給食当番も、正直なところ面倒くさいと思っていましたが、実際体験してみると、子ども達と一緒に食事をする時間もあり、何より安全なものを口にできる貴重な機会でありがたいことだと思うようになりました。子どももとても楽しみにしているので、これからもずっと続けて欲しいです。 いろいろな仕事を通して、園での子どもたちの姿をみたり、お母さん方や先生方とお話しする機会を持つことができたのは、今までにない時間で、親子共々成長した一年でした。

親愛幼稚園の名物行事のひとつといえばバザーでしょうか…昔から親愛幼稚園のクッキーはおいしいと評判です。父母の会では、幹事を中心にバザーに向けて小物を作ったりクッキーを作ったりする手作りさろんを開催しています。
これも参加できる時にできる範囲でのお手伝いをお願いしていますが、やってみたら意外と楽しかった!という声が多く寄せられています。

 手作りさろん
  長男 二〇一〇年入園
     今村 美佳

 人見知りがはげしい息子は、知っているお友達も少ないままの入園となり、泣きながら登園する日が続いていました。私が幼稚園に行く機会が増えれば息子も喜ぶだろうと思い、今年度の父母の会幹事をすることにしました。幹事の仕事はいろいろありますが、そのなかにバザーの準備があります。これは幹事だけでなく、保護者全体での活動でもあります。バザーにむけて、販売するクッキーやケーキ作り・手芸品作りがあると知り、手芸が苦手で、初対面の人と話すのが苦手な私は、上手に作れるのか、知らない方たちとの作業は大丈夫なのか・・・と、心配なことばかりでした。一回目の手作りさろん(バザーにむけての手作りお仕事会)の日、先輩ママさんや手芸上手なママさんの指導のもと、針金ハンガーに布をまいたリメイクハンガーや新聞紙をまるめて作ったおもちゃの剣作りなど、時間を忘れて楽しく作業することができました。普段はあまりお話することのない他の学年のお母さんたちに、子どもの気がかりなことを相談したりいろいろ教わったりできる、良い機会でもありました。また、私が幼稚園で作業をしていると知っている息子は、その日は一日泣くこともなく笑顔ですごせていたと、先生から聞くこともできました。
 最初は大変だと思っていた作業や幹事の活動も、園に足を運べる機会が多いからこそ、子どもの様子や園の様子もよく知ることができるので、今は良かったと思っています。そして一緒の時間を過ごすことで、保護者同士のつながりも深くなっていくように感じています。今後の活動も楽しみです。

 幹事を経験して・・・
  長女 二〇〇九年入園
長男 二〇一〇年入園
     田村 美江

 「幹事、やろう!」とクラスのお母様から誘われ、訳も判らず幹事として幼稚園とのお付き合いがスタートしました。
 未就園児を連れての参加となるため不安でしたが、幹事の半数が同じように未就園児連れでしたのでなんとかなるかな〜とはじめました。が、やはり思うようにお手伝いが出来なく申し訳ない気持ちと苛立ちが多く、小さい子の体調に合わせての参加で他の幹事さんにおんぶにだっこでご迷惑ばかりかけていたことと思います。されど皆、母親という立場なのでフォローが素晴らしい!適材適所で動いて下さり、時には子守りをお願いしたり、他のお子さんの子守りをしたり、助け合いながら担当部署の仕事をしたこともありました。そのお陰で段々、子どもたちも園に慣れ遊べるようになり下の子は入園の際の心配も全くなくすぐに園生活に溶け込みました。クッキーやケーキなんぞ作ることのなかった私にもいい経験です。
 一年間の幹事を通して園に出向く事も多く、見過ごしてしまう子どもの成長を見る事ができたり、園の一年を把握できました。それなりのお仕事はありましたが好んで選んだ少人数の園、先生方だけでイベントをするのではなく家庭も一緒になってなんでも楽しみながら取り組む姿勢を子どもにみせることの大切さも経験できました。
 親が少しでもお役にたてて子どもたちの笑顔が溢れいい体験ができるよう園と関わって手助けできればというスタンスは幹事でない今でも変わらぬ気持ちです。

少人数でアットホームな雰囲気な親愛幼稚園では入園式や運動会、卒園式などもひとりひとりを丁寧に育んでくださいます。入園式や卒園式を経験した卒園児のお母様達の声をご紹介します。
 入園式
  長男 二〇〇六年入園
長女 二〇〇八年入園
次女 二〇一〇年入園
     飯田 明子
 入園半年以上も前から幼稚園の話は禁句だった程デリケートで不安を感じていた様子の長男は、入園式前日お道具類を幼稚園に持って行った時も案の定「おいとったらいかん〜!おうちにもってかえるぅ〜!」と大泣き。結局、お道具類はお持ち帰りになりました。
 入園式当日、彼はもちろん普段着。親のスーツ姿を見て「どこいくん?」と聞く彼に「いい所」と答えたのでした。式が始まっても彼は父親の膝に座っていましたが、お友達の顔が見えるように椅子が配置されていたり、ペープサートや歌の自己紹介、たまたま当時の彼がすきだった歌や折り紙のプレゼントがあったりとその温かい雰囲気に彼も次第に緊張が解けていったようで、式が終わる頃には一人でしっかり座っていました。
 幼稚園にまた行ってみたいなぁと思わせてくれた式で、彼をはじめ家族皆がにこにこ顔で帰宅することができました。
 運動会
  長男 二〇〇四年入園
次男 二〇〇七年入園
     田尾 順子
 私には二人の息子がいて、六年間親愛幼稚園の先生方や、教会員の方にお世話になりました。
 その中で一番思い出に残っているのは、運動会です。兄弟でも、性格がかなり違うということにも気づかされました。
 長男が年長さんの時、アンカーで、半周あいた後バトンを受け取りました。私は負けたなと、安易な気持ちで見ていたら、息子は諦めずに走り抜き、ゴールで待っていた担任の先生に抱きつき号泣していました。それを見て、彼の悔しさが私や他のお母さん達にも伝わり、皆で貰い泣きをしたのを思いだします。
 下の子は、逆にすぐに諦めるタイプで、負けそうになったら、泣きながら歩いてゴール。年長さんの運動会の朝、負けそうになっても走るんよと、約束しました。かけっこの時、負けそうになっても走りきりました。おかげで勝って自信がついたような笑顔でした。その時も、成長したような気がして、涙がでました。
 何気ない毎日を過ごしていたら、こういう成長もわからないと思いますが、先生方がこうしなさいと教えるのではなく、子どもの気持ちが動くのを待ってくれる親愛ならではの教育が小学生になった今でも、子どものみならず、親までも活かされ成長しているのだろうなと思います。
 皆さんも、焦らずのんびりと子どもさんの成長を見守ってあげてください。
 卒園式に参列して
  長男 二〇〇九年入園
次男 二〇一〇年入園
    宮ア 美恵子
 どの顔も満ちていた・・・卒園式を迎える十二名の子どもたちの表情が堂々としていて気安く声を掛けるのも躊躇してしまったのを今でも覚えている。
 年中の途中から転園してきた私たち親子にとって親愛幼稚園でのはじめての卒園式。
 半年間という短い間だったけど共に遊んだ青組さんの姿に感動しながら式が厳かにはじまる。一人一人の名前が呼ばれ、ひとりずつ卒園証書が手渡されていく。そして卒園児は幼稚園での一番の思い出をひとりずつ発表する。在園児も応えて卒園する子どもたちにお祝いの言葉を贈る。とても温かい時間で涙と笑みが同時にあふれる。わが子の卒園式でもないのに感動の涙が流れることが不思議だったが、きっとそうなのだと確信したことがある。
 子どもたちは『能力の差に関係なく、一人の人として受け入れられる。』というかけがえのない経験をしたのだ。
 
保護者の皆さんも教会の方もわが子だけでなみんなの成長を一緒に喜ぶ温かさがここにはある。
 後日聞いた話ではシャイで運動会もお楽しみ会も進んで参加することを好まなかった子が卒園式では見違えるくらい堂々と園でのいちばんの思い出を言えたそうだ。
 親愛幼稚園では成長の中でふいに立ち止まり、積極的に楽しめない状態の子どもも、ありのままを受け止めてもらい待ってもらえる。だからこそ少しずつ自分のペースで前に進むことができる。
 最後の卒園式でその時を待っていたかのように自分でドアを開けて進むことができたという奇跡に皆感動した。

 
わが子の卒園式までまだ日はあるが、その時はなるべくゆっくり来てほしい。まだまだこの園庭で思いっきり遊ぶ姿を眺めていたい。しかしその一方でどんな表情を卒園式で見せてくれるのか楽しみでもある。複雑な気持ちを交錯させながら幼稚園生活最後の一年を惜しむように過ごしている。
 卒園
  長男 二〇〇五年入園
長女 二〇〇七年入園
次男 二〇一〇年入園
    大谷 美奈子
 わが子だけでなく、幼稚園生活を共に過ごした全卒園児の堂々とした成長ぶりを、しみじみと感じることができる『卒園式』。
 用意するもの:止まらない涙と最後の成長ぶりを見届ける目。

 卒園式後、昼食をいただきながらお世話になった先生方と子どもと親とで過ごす『謝恩会』。
 用意するもの:たくさんの思い出に共感する心。

 先生の企画・編集、心のこもった、わが子のためだけの『手作り卒園アルバム』。
 用意するもの:モデル(わが子)の知られざる姿。

 卒園児の母達で企画・編集した記念誌『卒園文集』。
 用意するもの:なんでも楽しむ心。

 決して『卒園』が幼稚園とのお別れにはなりません。卒園して、なおも、子どもたちの心を受け止め、更なる成長を共に喜んでくれるのが親愛幼稚園のよさであり、また、卒園後も、子どもの成長の中で、在園中に培ったものの大きさを改めて感じることでしょう。